令和5年11月21日(火)~令和6年4月1日(日)
大田区の海苔養殖は江戸時代中期に始まり、昭和38(1963)年春まで行われました。海苔の収穫期は冬で、11月から海苔採りが始まりました。海苔を採った翌日の早朝から海苔付けをして夕方に乾海苔が完成しました。海苔採りは毎日行い、15日毎の潮合いは浜での作業は休みました。
収穫期は多忙のため、地方の出稼ぎ労働者を雇う家もいました。作業は家族総出で行い、子どもも家業の手伝いをしました。繁忙期は3月までで、4月から5月にかけて片づけをして海苔のシーズンが終わりました。
今回の写真展では、海苔の最盛期である冬の海苔養殖の作業を、主に昭和時代の写真で振り返ります。